無加温デラウェア種無し処理

2017.04.21

無加温栽培のデラウェアでも、1回目の種無し処理(ジベレリン処理)をしました!

先日の加温栽培と比較して2週間ほど遅い処理です。こうして生育に差をつけることで、お客様に長い期間ギアファームのぶどうを楽しんで頂けるだけでなく、作業も分散するので時間に余裕が生まれ、1房1房を丁寧に育てることができます。

 

種無し処理は、花が満開になる2週間ほど前に、ジベレリン(ホルモン剤)を溶いた水に1つ1つ手作業で穂を浸けていきます。

このデラウェアのジベレリン処理は、8~10時間かけて効いていくので、その間乾かないようにハウス内に散水して湿度を高めます。

そして、ジベレリンが効いたことを確認したら、今度は病気が発生しないように逆に湿度を下げるため地面にビニールを敷きます。

 

温度管理だけでなく、生育ステージに合わせて湿度も管理することで、良い品質のぶどうを作っています!

 

 

 

開花宣言!第2弾

2017.04.19

シャインマスカットの花が開花しました!

でもこの花と蕾全部が実になるわけじゃないんです。

シャインマスカットは、20センチほどある穂の”先端3センチ”しか使いません。

花穂整形(かすいせいけい)という作業で、花が咲き始めた穂の”先端3センチ”の蕾と、この後行う2回の種無し処理で目印として使う蕾以外をすべて切り落とします(^^)

つまり、”先端3センチ”の部分だけが、お客様にぶどうの房としてお届けする部分なんです!

全部の花・蕾を残してしまうと、大きな房になりすぎてしまったり、一粒一粒が小さくなってしまいます。

一口で口いっぱいに頬張って、口中にシャインマスカットの美味しさを味わって頂くため、大切な人への贈り物にして頂くために大切な作業です。

 

 

開花宣言!!

2017.04.12

デラウェアの花が開花しました!!

 

桜は昨日の雨で散り始めてしまいましたが、ギアファームではこれからが花のシーズンです♪

まずはトップバッターのデラウェアが開花しました。ぶどうの花は雄しべと雌しべのみで、花弁(花びら)がないのであまり目立たないですが、小さくて可愛らしい花を一生懸命咲かせています!

 

ぶどうの花言葉は「陶酔」「好意」「信頼」「思いやり」などがあります。

酔いしれるほど好きな人に、信頼する大切な人に、夏には花言葉を添えてぶどうを贈ってみると、いつもとはまた違う嬉しさが生まれると思います(#^^#)

 

 

内張りビニール外しました!

2017.04.7

加温の内張りビニールを外しました!

 

ここ1週間で気温が上がってきて、昼間のハウス内は換気していても軽く30℃を超え、最高38℃まで上がる日も出てきたため、1部のシャインマスカットで葉が焼ける(脱水症状)ところも出てしまいました・・・・・

 

そこで、二重に被覆していたビニールを一重にして昼間の温度が上がり過ぎないようにします。

特にこれからは、花や実が育つための栄養をどんどん作らなければいけない中、暑すぎると光合成の能力が低下したり、ぶどうの樹が体力を消耗してしまって体力の回復のために養分が使われて、花や実に十分な養分が行き渡らなくなったりします。

良いぶどうを育てるために、最適な環境をどう整えるかが、農家の腕の見せ所ではないでしょうか(笑)

 

寒い時期は内張りビニールを被覆して保温していました。

 

暑くなってきたので、内張りビニールを外しました!

 

デラウェア種無し処理

2017.04.6

デラウェアの種無し処理をしました!

 

開花前に”ジベレリン”というホルモン剤(植物成長調整剤)を水に溶いて1房1房浸けていきます。

この作業を「ジベレリン処理(通称ジベ処理)」と言います。

ジベ処理を開花前と開花後の2回行うことで、本来は種ができるぶどうを種無しぶどうにすることができます!

 

また1回目の処理では、花が落ちて実がつかなくなる”花ぶるい”という障害を防ぐためにフルメット液剤(植物成長調整剤)を添加して着果を促進します。

 

1房1房浸けていきます。

 

カエルに監視されながらの作業(笑)

ピオーネ発芽

2017.04.1

ピオーネの芽も膨らんできました!

ピオーネはシャインマスカットのように加温(暖房)をかけているわけではなく、ビニールの被覆のみの”無加温栽培”になります。

そのため、シャインマスカットより遅い発芽です。

しかし、元々ピオーネはシャインマスカットより発芽~収穫までの期間が3週間程度短いため、加温をしなくてもお盆前に収穫できるんです!(シャインマスカットは、加温をしなければお盆前に収穫することができません)

8月上旬から収穫が始まる予定です!

 

芽かき作業

2017.04.1

シャインマスカットの葉が大分開いてきました!

この時期は、「芽かき」という作業をします。

 

沢山出てくる芽の中から生育の良い芽を残し、生育の劣る芽や不要な芽を取り除いていきます。

そうすることで、良い芽に養分が集中するので、より生育が良くなります♪

芽かき前、1か所から2芽出ています。

 

生育が劣る右側の芽を取り除き、1芽に養分を集中させます。

ぶどう苗植え付け体験会

2017.03.27

26日(日)にぶどう苗植え付け体験会を開催しました!

14名の参加があり、シャインマスカット、マイハート、クイーンセブンの苗を植えて頂きました(^^)

また、イベント冒頭ではギアファームのぶどうづくりについてお話させて頂き、1年間のぶどうづくりの流れやこだわりを紹介しました!

 

今回植え付けでは、苗を植える穴に牛糞堆肥、牡蠣殻石灰、菜種油粕、地力の素(炭、カニ殻等の有機肥料)、化成肥料、そしてぶどうの剪定枝を炭にしたものを投入しました。

牛糞堆肥は、雲南市内の牧場から頂いたもので、もみ殻が沢山入っていて土の中に隙間を作ってくれるので、根が張りやすくなります。

牡蠣殻石灰は、広島県の牡蠣の殻を焼いたもので、植物が伸びる際に必要なカルシウムを補います。(カルシウムが不足すると成長点が黒く変色して枝の伸びが止まってしまいます)

菜種油粕と地力の素は有機質の肥料で、植物の3大栄養素(窒素、リン酸、カリウム)を補います。

しかし、有機質の肥料は微生物が分解した後に植物に吸収されるため、効き目がゆっくりです。そこで有機質肥料が効いてくるまでの肥料分として、化成肥料を使います。

そして剪定枝の炭は、非常に細かな穴が炭には沢山開いているので、そこが微生物の住処になります。土の中の微生物が豊富になることで、病原菌の繁殖を抑えることができますし、有機質肥料の分解を促進してしっかり植物に吸収させることができます。

 

今回の体験では、事前に掘り上げていた穴に、上記の肥料を入れて苗を植え付け、冬に伐採したデラウェアの樹から作ったネームプレートに名前を書いて、植え付けた苗のところにくくり付けてもらいました♪

 

そして最後に、先日芽を出したシャインマスカットやデラウェアを見て頂きました!

 

今回体験を通して、ぶどうが育つ環境を見て、ぶどうづくりの楽しさや大変さを体で感じ、ぶどうづくりのこだわりや生産者の想いを知る、そんな機会になったと思います。

農家と消費者の距離を縮めることで、農業にもっと興味を持ってもらえたら嬉しいです。

 

因みに今回植え付けた苗は、4年後から収穫が始まります。参加者それぞれが植え付けた品種や食べてみたい品種を4年後にお届けする予定です♪

 

ぶどうづくりの1年間の流れやこだわりについてお話させて頂きました。

 

 

 

 

今の時期のシャインマスカットの姿を見て頂きました!

芽の状況

2017.03.21

ハウス被覆から3週間が経過しました。

加温のシャインマスカット、デラウェアとも大分芽が伸びてきましたよ!

 

写真1枚目はシャインマスカット。もう少しで葉が展開しそうです!

写真2枚目はデラウェア。もう穂(将来実になるところ)が出てきています♪

 

デラウェア発芽!

2017.03.17

デラウェアも芽が大きくなってきました!

シャインマスカットより進んでる感じです(^^)

ここ数日天気が続くのでどんどん生育が進みそうです♪