先人の心
2021.11.23
今日はぶどう生産組合の草刈りでした!
毎年この時期に、山の上にある灌水施設に続く道の草刈りを組合員全員で行っています。
ここは、三代地区でぶどうづくりが始まった最初期に開墾された山の上にある畑へ斐伊川の水を送る施設で、それより後にできたうちの畑はここから水を貰ってはいないんですが、地域活動として毎年参加しています。
山の頂上に続く道は傾斜が急なところもあり、横にはイノシシやタヌキが付けた獣道が何本も抜けているTHE山の中と言った感じですが、作られてから50年以上農家の手によって綺麗に維持されているのは、それだけこの施設が三代地区のぶどうづくりに無くてはならない大切なものだからです。
山の頂上に着くと、送水施設の他に1つの石碑が立っています。
「宝珠園」と書かれた石碑は、ぶどう団地が完成した当時の田部長右衛門・島根県知事が書かれたもので、この地域にとってぶどうが如何に期待されて、大切にされていたかを表している名前だと思います。先人達のぶどうに対する気持ち・心を石碑を見るたびに感じます。
残念ながらぶどう産地としての規模は小さくなってしまった三代地区ですが、その心を私たち若い世代も大切にして自分たちのぶどうづくりに励み、そして次の世代に繋げていけるようにしていきたいと思った1日でした!