祖母から学ぶ農業人の心構え
2022.05.17
【ぶどうにとって一番の肥やしは人の足跡だ】
祖母の言葉を胸に刻んで、今日も畑に足跡を付けていきます。
皆さんこんにちは!農場で毎日何かしらの野生動物と出会う日々を過ごしている代表の星野です。
タヌキ、鹿、アナグマ、キツネ、イノシシ、キジ、フクロウ、テン…挙げればきりがない😂
自然が豊かな証拠ではありますが、タヌキ・アナグマ・テンはぶどうの実を食べたり、イノシシは水路を埋めてしまったりするので、闘わないといけない相手でもあります⚔️
さて、今日は祖母からの教えをご紹介したいと思います。
「ぶどうにとって一番の肥やし(栄養)は人の足跡だ」
これどういう意味かわかりますか?
答えは、毎日しっかり畑に足を運んで、自分の目で見てぶどうの声を聞き、欠かさず手入れをすることが、良いぶどうづくりに繋がるということです。
当たり前ですが、植物は人間のように声に出してコミュニケーションを取ることができません。しかし植物の声なき声を聞くことができなければ、最適な手入れをすることもできません。
ではどうするのか?それは植物が葉っぱや花・実や枝から発しているシグナルを、自分の目で読み取らないといけないのです。
例えば、植物の身体を作る主要な養分である窒素が不足すれば葉が黄色っぽくなり、水分が不足すれば葉が萎れ気味になったりカルシウム欠乏の症状が出たりします。病気が発生すればカビが生えていたり、虫が発生すれば葉に穴が開いていたりします。
そういった植物が出すシグナルを読み取るためには、畑に足を運ぶことが大事になります。
もしシグナルを見落としてしまったら、良いぶどうにならないばかりか、最悪病害虫は何年にも渡って発生を繰り返すようになり、樹が枯れてしまうことだってあり得るのです。
そうならないためにも、毎日畑に足を運ぶこと、それが祖母から教わった農業人としての心構えです😊
今日も理想とするぶどうをつくるために、畑に足跡をつけていきます!