GEAR FARM 島根県雲南市でシャインマスカット・デラウェア・ピオーネを栽培しているぶどう園ギアファームです。

上農の教え

2022.02.18

【上農の教えってこういうことか!】

 

 

ほうれん草は前回の投稿から約2週間。本番2枚→4枚に増えて寒い中でも順調に育っています🌱

 

 

 
昨日はほうれん草の間引き作業をしていました。

 

 

 

種まきではすじ状に蒔いているので、ほうれん草同士の間隔が狭めで、このままだとヒョロヒョロのほうれん草になってしまうので、葉っぱをしっかり大きくするためには適当な間隔に間引く必要があります。
うちではだいたい5~7センチくらいですかね(一部発芽が悪くてハゲてるとこもありますけど)

 

 

ついでに草取りと中耕(栽培途中で軽く耕す作業)もやりましたが、この畑で作りはじめた当初は草取りにかなりの時間がかかっていました。とにかくいっぱい草が生えるからです。
ところが昨日の草取りは中耕作業のついででささっとやって終わり。ほぼ雑草が生えていないんです。これは恐らくですが、毎年夏に連作障害対策で太陽熱土壌消毒をやっているのが影響したのかなと思いました。太陽熱消毒は真夏のハウスにビニールを敷いた上で1ヶ月近く完全に締め切るので、かなりの高温になります。それで土の中の雑草の種が死んで生えにくくなったのかなと想像しました。

 

 

 

昨年教えていただいた古いことわざで、上農の教えというものがあります。「上農は草を見ずして草を取り、中農は草を見てから草を刈り、下農は草を見て草を取らず。」
うちの場合は結果的にって感じですが、草が生える前に草を退治できれば、草取りの時間を別のことに使えますし、病気や害虫が発生しにくくもなります。作物が吸うべき水分や肥料分を雑草に取られることもありません。

 

 

目に見えないうちから対処することで色んなことが良い方向に進む気がしますね!
雑草に限らず病害虫や生理障害など色んなことにも通じる考え方だと思うので、これからの農業に取り入れていきたいと思います!
(でもぶどうだと太陽熱消毒は難しいから違う方法考えなきゃだね…)

 

 

 

(おまけ)
ずっとしゃがんだ体制での作業だったから、腰がヤバめです😇