GEAR FARM 島根県雲南市でシャインマスカット・デラウェア・ピオーネを栽培しているぶどう園ギアファームです。

ピオーネ種無し処理/シャインマスカット房づくり2

2017.05.10

今日からピオーネのジベレリン処理(種無し処理)がスタートです!

シャインマスカットやデラウェアは2回処理するのに対して、ピオーネは比較的種が抜けやすいのと、ジベレリン処理をすると粒もより大きくなるのですが、2回処理にすると1回処理より大粒になり着色不良が出やすくなるので、ピオーネは1回のみの処理です。

 

この処理は開花満開の3日後に行いますが、このタイミングが早いと小粒になり、遅いと花ぶるい(実が着かずポロポロ落ちてしまう障害)が発生しやすくなるので、タイミングの見極めが大事です!

 

そして同時進行しているのが、シャインマスカットの果房整形(かぼうせいけい)と摘粒(てきりゅう)の作業です。

 

この作業は、最終的な房形をイメージして、房形を乱すような実を切り落としたり、大きくならない小粒を落としたりして房形を整えていきます。開花時に行う花穂整形(かすいせいけい)に続く房づくりの第2段階です!

 

この作業次第で形の良い秀品の房になるのか、B級品の房になるのかが決まる重要な作業で、ぶどう農家の腕とセンスが試されます!笑

この段階でピオーネはジベレリン処理します!

 

ジベレリンを溶いた液に浸けていきます!

 

シャイマスカットの果房整形です。二股になり、飛び出した果房を切り落として形を整えます!

 

この時点で小粒なものは、生育が進んでもあまり大きくならないので商品性を上げるため切り落とします。

 

1回果房整形・摘粒をした房です。収穫までにあと2回程度、摘粒をして房を整えていきます!