GEAR FARM 島根県雲南市でシャインマスカット・デラウェア・ピオーネを栽培しているぶどう園ギアファームです。

ぶどう苗植え付け体験会

2017.03.27

26日(日)にぶどう苗植え付け体験会を開催しました!

14名の参加があり、シャインマスカット、マイハート、クイーンセブンの苗を植えて頂きました(^^)

また、イベント冒頭ではギアファームのぶどうづくりについてお話させて頂き、1年間のぶどうづくりの流れやこだわりを紹介しました!

 

今回植え付けでは、苗を植える穴に牛糞堆肥、牡蠣殻石灰、菜種油粕、地力の素(炭、カニ殻等の有機肥料)、化成肥料、そしてぶどうの剪定枝を炭にしたものを投入しました。

牛糞堆肥は、雲南市内の牧場から頂いたもので、もみ殻が沢山入っていて土の中に隙間を作ってくれるので、根が張りやすくなります。

牡蠣殻石灰は、広島県の牡蠣の殻を焼いたもので、植物が伸びる際に必要なカルシウムを補います。(カルシウムが不足すると成長点が黒く変色して枝の伸びが止まってしまいます)

菜種油粕と地力の素は有機質の肥料で、植物の3大栄養素(窒素、リン酸、カリウム)を補います。

しかし、有機質の肥料は微生物が分解した後に植物に吸収されるため、効き目がゆっくりです。そこで有機質肥料が効いてくるまでの肥料分として、化成肥料を使います。

そして剪定枝の炭は、非常に細かな穴が炭には沢山開いているので、そこが微生物の住処になります。土の中の微生物が豊富になることで、病原菌の繁殖を抑えることができますし、有機質肥料の分解を促進してしっかり植物に吸収させることができます。

 

今回の体験では、事前に掘り上げていた穴に、上記の肥料を入れて苗を植え付け、冬に伐採したデラウェアの樹から作ったネームプレートに名前を書いて、植え付けた苗のところにくくり付けてもらいました♪

 

そして最後に、先日芽を出したシャインマスカットやデラウェアを見て頂きました!

 

今回体験を通して、ぶどうが育つ環境を見て、ぶどうづくりの楽しさや大変さを体で感じ、ぶどうづくりのこだわりや生産者の想いを知る、そんな機会になったと思います。

農家と消費者の距離を縮めることで、農業にもっと興味を持ってもらえたら嬉しいです。

 

因みに今回植え付けた苗は、4年後から収穫が始まります。参加者それぞれが植え付けた品種や食べてみたい品種を4年後にお届けする予定です♪

 

ぶどうづくりの1年間の流れやこだわりについてお話させて頂きました。

 

 

 

 

今の時期のシャインマスカットの姿を見て頂きました!